LOVE PIECE CLUB JOURNAL vol.4 〜Gスポットってどこにあるの?私のなかにある、快感の地図〜 PUISSANTE from France
LOVE PIECE CLUB JOURNAL vol.4 〜Gスポットってどこにあるの?私のなかにある、快感の地図〜 PUISSANTE from France
LOVE PIECE CLUB JOURNAL
これは、世界中の女ともだちから、あなたへ届くラブレター。
わたしたちLOVE PIECE CLUBは、女性が自分を大切にし、安心して性を楽しめる世界を願って、30年にわたりフェムケアやセックストイを届けてきました。
この連載では、世界中から出会ったブランドたちの魅力と、その奥にある“思想”や“感性”を少しずつ紐解いていきます。
第4回はフランスのトイブランド「PUISSANTE」が送るGスポットについてのお話です。
「Gスポット」と聞いて、なんだか都市伝説のように感じたことはありませんか?
ある、ない、感じる、感じない…様々な説が飛び交うなかで、確かなのは、自分のからだを知ることが、いちばんの近道だということ。
この記事では、Gスポットの存在とその刺激の仕方をめぐって──解剖学の基本からセルフプレジャー、パートナーとのコミュニケーション、そしておすすめのトイまで、まるっとご紹介します。
Gスポットって何?
1950年代に、ドイツの性科学者エルンスト・グレーフェンベルクが提唱した性感帯。その頭文字をとって「Gスポット」と名付けられました。
場所は、腟の入り口から数センチほど奥、前側(おなか側)の壁。でもその存在は長く議論の的で、「本当にあるの?」「神話じゃないの?」といった声も。
でも、考えてみてください。
クリトリスだって、16世紀に発見されたあと長らく忘れられてきた歴史があります。女性の快感が語られなかった時代の“タブー”が、私たちのからだの理解を遅らせてきたのです。
最近の研究では、「Gスポット」は実はひとつの“点”ではなく“ゾーン(私たちはそれをGゾーンと呼びます)”であることがわかってきました。
Gゾーンを形づくる、からだの中のしくみ
- 腟の前壁:おなか側の腟内壁。この内側にGゾーンがあります
- 勃起組織:刺激によって血流が集まり、ふくらむ組織。Gゾーンの感度を高めます
- スキーン腺:尿道のまわりにあり、“女性の前立腺”ともいわれる部分
- 尿道:腟のすぐ近くを走る管。性感帯に影響を与えることも
- クリトリスの内部枝:クリトリスは腟の奥にまで広がっていて、Gゾーンとも連動している可能性が指摘されています
つまり──Gゾーンの正体とは、クリトリスの深部・腟・スキーン腺・勃起組織が複雑に重なりあった“エリア”なのです。
Gスポットを見つけるには?
ある調査では、自分のGゾーンを明確に把握している女性はわずか1割とのこと。
でも大丈夫。探索はいつだって、ここから始められます。まずは、リラックスできる環境を。
セルフプレジャーは、「感じるため」ではなく「知るため」の時間と捉えてみましょう。
探検家のように、自分の快感地図を広げる気持ちで🗺️
1.指やセクストイで軽くマッサージを始めて、気分をほぐします
2.腟に指を1〜2本入れて、内側の前壁(おなか側)をなぞるように「くの字」に曲げてみて
3.表面がざらっとしていたり、盛り上がっていたりする部分があれば、そこがGゾーン
4.トントンと軽くタップしたり、円を描いたり、動きを変えてみましょう
感じ方は人それぞれ。正解は、自分の中にしかありません😉
💧潤滑剤を使うと、摩擦が減り感覚に集中しやすくなります。
パートナーと一緒に探してみよう
まずは自分でGゾーンの感覚をつかんでおくと、パートナーとのセックスでも伝えやすくなります。
もちろん、一緒に探すのも素敵な時間です。
おすすめの体勢は「仰向けで膝を立てて、足を軽く開く」スタイル。お互いの指で、やさしく刺激を試してみてください。
重要なのは──コミュニケーション。
「ここはどう?」「もう少し強く」「この角度が好きかも」そんなやりとりを通して、お互いの理解と信頼が深まっていきます。快感だけでなく、“話し合える関係”そのものがセクシュアリティの土台です❤️
Gゾーンでオーガズムは得られる?
答えは「Yes、でも個人差あり」。
クリトリスオーガズムと腟内オーガズムは「別物」とされがちですが、最近ではどちらも“クリトリス”が関係しているとする説が有力です。
つまり、刺激される場所が違うだけで、快感の源はひとつ。Gゾーンでオーガズムに至るには、少し強めの圧と、リズミカルな動きが必要なことが多いです。でも、無理して目指さなくて大丈夫。大切なのは、プロセスを楽しむこと。快感は、からだの状態だけでなく、心の準備や安心感にも大きく左右されます。
目指すのは「オーガズム」ではなく、「自分を大切にする時間」であるはずです🕊️
Gゾーンを刺激するカーマスートラ的ポジション
セックス中にGゾーンを刺激するには、ポジションにも工夫を。
- 「女王さまのポーズ」:相手の上にまたがって、背を向け前にかがむスタイル。腟の前壁に自然と届きやすくなります
- バック(後背位):深い挿入で前壁に届くことが多く、Gゾーンへの刺激が入りやすい
- クリトリスとの同時刺激:Gとクリを同時に触れると、感覚がリンクして快感が増幅します🚀
Gゾーン用のバイブレーターってあるの?
はい、あります!
Gゾーン専用に設計されたバイブは、カーブした先端で腟の前壁を的確に刺激できます。
揺らしながら押し当てたり、振動モードを切り替えたり、なかには振動する“玉”を内蔵したモデルも。
また、カップルで使える「バイブ付きコックリング」や、指にはめて使うタイプもおすすめです。
💙たとえば「Coco」は、クリトリスの吸引+Gゾーンの振動が同時に味わえるアイテム。
自分の体に沿うように設計されていて、使い方も自在。ひとつで何通りも楽しめるパートナーのような存在です。
からだの地図に、新しい快感のしるしを
クリトリスだけじゃない、腟の奥にあるもうひとつの快感ゾーン。それがGゾーンです。
この“まだ出会っていない快感”を、自分の手でひとつずつ確かめていくことは、自分のセクシュアリティと深くつながる旅。
気になったら、ぜひ今日から始めてみてください。あなたの“からだの地図”は、これからいくらでも広げていけます。
次回はGゾーンを外部から強力に刺激する?!「ワンドバイブレーターについて知っておくことの全て」をお届けします。お楽しみに!
📗元記事 https://puissante.co/blogs/blog/trouver-point-g-stimulation